東京選手権:ご挨拶

会長挨拶

公益財団法人東京陸上競技協会 会長 増田明美

 ゴールデンウィーク真っただ中に、ゴールデンな大会を開催します。昨年、世界中のアスリートが集った2020東京大会。私はこの国立競技場で三浦龍司さんや田中希実さん、廣中璃梨佳さん達が素晴らしいパフォーマンスで海外の選手に挑み、日本記録を樹立する姿に興奮しっぱなしでした。皆さんも数々の感動がまだ記憶に新しいでしょ。そしてパラリンピックでは道下美里さんが金メダルのゴールテープを切り、その後、初の国立競技場での大会なのです。

 理事長の平塚和則さんをはじめとする東京陸協は、いつも躍動しています。3月には健常者と様々な障がい者(視覚、聴覚、知的、身体)が集まって「オール陸上」を開催。スポーツ庁長官の室伏広治さんもいらして「障がいの有無にかかわらず同じ場でスポーツに親しめることが大事ですね。」と言って下さいました。

 さぁー今日は選手の皆さん、そして東京ライジングスター陸上に参加する中学生の皆さんもいますね。この国立競技場、ナショナルスタジアムで夢の第一歩を踏み出してください。次は皆さんの番ですよ!!

 ご協賛、ご協力くださった企業、団体、関係者のみなさん、本当ありがとうございます。また運営に携わるボランティアの皆さんに感謝しています。どうぞ宜しくお願いします。

理事長挨拶

公益財団法人東京陸上競技協会 理事長 平塚和則

 昨年は2020東京オリンピック・パラリンピックが新国立競技場で開催され、選手諸君の頑張りで成功裏に終了することができました。

 さて、「第85回東京陸上競技選手権大会」がここ国立競技場で開催する運びとなりました。

 オリンピック・パラリンピック開催後の初めての陸上競技大会であります。この記念すべき大会を東京陸協が主催するこの「第85回東京陸上競技選手権大会」であることの素晴らしさを皆さんにお伝えしたいと思います。この大会の開催に当たっては多くの皆さまのご協力をいただき、また東京陸協の関係者の努力によって開催にこぎ着けることができましたことに対しまして御礼を申し上げます。

 未だ新型コロナウイルス感染症が収まらないところでありますが、感染症対策を十分に確保しての競技会運営を図ってまいります。大会に参加する選手諸君、およびこの国立競技場に来場する皆さまには、新型コロナウイルス感染症対策を万全にとっていただきたくお願いいたします。そして選手諸君には日頃の鍛錬の成果を充分に発揮していただき競技に臨んでもらいたいと思います。

 東京陸協は日本代表につながる選手はもちろん、小学生の大会の開催、中学生、高校生の競技会も、そして障がいのある選手の競技会も開催をしており、健常者と障がい者との融合した大会も開催をしております。まさに今回の東京選手権にもパラ選手が一般選手とともに競技をすることとなっております。

 さらに、「強い東京」の目標を掲げ、国体や都道府県対抗男女駅伝での優勝を目指しての選手の育成強化を図っております。今回の東京選手権を契機に目標達成に向かって関係者、選手ともども頑張る所存であります。

 結びに、本大会開催にあたりまして協賛、後援、協力をいただいている皆様と、大会関係者に深く敬意を表し、この大会の開催の成功と参加する競技者の皆様の大いなる健闘をお祈り申し上げ、ご挨拶といたします。