公認指導者資格
日本陸上競技連盟では、日本スポーツ協会（以下JSPO）公認スポーツ指導者システムの制度と連携し、「JAAF公認コーチ」（JSPO公認陸上競技コーチ３）と「JAAF公認ジュニアコーチ」（JSPO公認陸上競技コーチ１）の、2カテゴリーのコーチ(有資格者)を養成しています。
指導者資格を取りましょう
～まずは簡単にとれるスタートコーチから～
これから3年間で、中学校の部活動のあり方が大きく変わります。スポーツ庁は部活動地域移行の提言の中で、まず、土・日・休日の部活動を地域に移行するとの方針を出しました。
現在、陸上競技を愛好している子供たちは、学校での部活動で活動している人が多いものの、それ以外にスポーツクラブで活動している人もいます。今回の提言では、市区町村の行政や教育委員会が中心となり、地域に子供たちが活動する場を確保するよう求めています。そして、クラブ指導者の中に日本スポーツ協会や日本陸上競技連盟の指導者資格のある者を置くようにも求めています。
土・日の活動が、学校を母体として行う地域クラブであっても、スタッフに有資格者がいることが地域クラブの条件の１つとなっていきます。
現在、顧問をしている先生方、また、地域で部活動に協力している皆さま、スポーツクラブで活躍されている指導者の皆さまが等しく部活動のガイドラインに則した安全かつ適切の指導を身につけるために、是非とも指導者資格を取得するようお薦めしたいと思います。
そんな中、今回のJAAFスタートコーチについては、事前課題の自宅での課題学習を経た後に、１日の対面講習を受講すれば資格を取得できます。
講義はアクティブラーニング形式で行い、各講義に中で必ずディスカッションを行います。お互いの意見を出し、人の意見を聞き、指導者としてのあり方を学んでいきます。
実技は、安全の場の設定方法を学びながら、楽しいウォーミングアップや走りの基本運動、ハードルや跳躍種目の安全な実施方法などを講習します。
18才以上の指導者や指導者を目指す方は、是非この機会に講習会に参加してください。皆さまのお越しを楽しみにしています。
東京陸上競技協会 理事長 下山良成
WAレベルⅠコーチ教師・JAAF公認コーチ4
JAAFエデュケーター（指導者講師）
公認コーチの種類と条件
日本陸連ウェブサイト
詳細はそれぞれの資格に関するページでご確認ください。