第5回東京クロスカントリー開催!

起伏のある不整地を走るクロスカントリーは中長距離のトレーニングには最適とされ、ケニアの中長距離ランナーにとっては“クロカン”が日課です。クロスカントリーのレースは、競技場でのレースとは異なり、記録を狙う必要はなく、駆け引きが大事になります。ケニアのランナーがラストスパートを得意とするのはクロカンの影響もあるのかもしれません。

 

ケニア国内ではオフシーズンになると毎週末、様々な場所でクロカンレースが開催され、幼児からトップランナーまで参加しています。日本では、駅伝人気が高いことでクロカンのレースの機会が少なめです。クロカンに適した会場確保も簡単ではありません。

 

東京は恵まれたことに、立川市の国営昭和記念公園の広大な芝生をクロカンに利用することができます。東京陸協は、ジュニア層の中長距離強化を目指して、5年前から、“東京の国営公園を走る進化系クロカン”と銘打って“東京クロスカントリー大会”を開催しています。11.5キロの仮設コースは起伏が緩やかなので小中学生のレースにはぴったり。年々、参加者も増えてきており、128()に開催された第5回大会には東京と近県から600名を超える小中学生の参加。小学51.5キロ、61.5キロ、中学11.5キロ、中学共通3キロの男女あわせて8つのカテゴリーで熱いレースが繰り広げられました。

表彰式では96年アトランタと2000年シドニー、2度のオリンピックに出場した川上優子さんがプレゼンターをつとめてくださいました。川上優子さんからは、クロスカントリーの経験が長距離ランナーとして活躍する礎になったとコメントがありました。

東京クロスカントリーを経験した小中学生が将来、近い将来、日本を代表して世界で活躍してくれることを祈っています。

レースの結果は、こちらからご確認ください。

 2024東京クロスカントリー

また月刊陸上競技の次号には、入賞者の写真やコメントなどが掲載される予定です。

6回大会は、202512月に開催予定となっています。

     
  
 
 
 
 

 

一覧に戻る