【世界の頂点へ】マスターズ競歩で日本記録を塗り替える佐藤孝洋選手、大邱世界マスターズで見事金メダル!

2026年8月22日〜9月3日に韓国・大邱で開催された「世界マスターズ陸上競技選手権大会」。100カ国以上からトップアスリートが集結したこの世界最高峰の舞台で、日本の競歩界を牽引する佐藤孝洋選手(八王子陸協所属)が圧倒的な強さを見せ、見事金メダルを獲得しました。

国内でクラス別日本記録を次々と塗り替え、世界の頂点へと登り詰めた佐藤選手のこれまでの歩みと、その強さの秘密に迫ります。

■ 学生時代から培われた「本物」の実力

佐藤選手の実力は、今に始まったことではありません。
大学時代(平成9年卒)には、関東インカレ男子10000m競歩で4年連続1部入賞、第63回日本インカレでは銀メダルを獲得するなど、学生陸上界のエリートとして活躍。さらに国内最高峰の舞台である第79回日本選手権20km競歩でも4位入賞という輝かしい実績を残しています。

卒業後も学生への指導や競歩の審判員を務めるなど、長年にわたり日本の競歩界を支え続けてきました。

■ 驚異の「世界記録超え」でマスターズ界の伝説へ

一度は第一線を退いたものの、マスターズ競技者として再びトラックや道路へ復帰。その進化のスピードは驚異的です。

  • 2025年11月:ひろしま県央競歩大会(男子5000mW)にて、21分10秒21のマスターズM50クラス(50〜54歳)日本記録を樹立。
  • 2026年1月1日:元旦競歩大会(5km競歩)にて、20分48秒の大会新記録をマーク。

この元旦競歩での「20分48秒」というタイムは、当時のM50クラス世界記録(21分01秒0)を13秒近くも上回るという、文字通り「世界基準」の凄まじい記録でした(※道路競技のため、当時のトラック世界記録としての公認とはならず)。

■ 有言実行で掴んだ「世界チャンピオン」の座

元旦競歩で世界記録超えを果たした際、佐藤選手は「今年8月の大邱世界マスターズで、世界記録を出して優勝することを目指す」と周囲に力強く宣言していました。

そして迎えた2026年8月、有言実行の精神で見事に大邱の地で勝利を掴み取り、世界チャンピオンの称号を手にしました。学生時代の輝きをそのままに、50代を迎えてなお進化を続ける佐藤選手の姿は、多くのマスターズアスリートや若手選手に大きな感動と勇気を与えています。

さらなる高み、そして次なる「世界記録の更新」へ。世界の頂点に立った佐藤孝洋選手の挑戦は、これからも止まりません。