■9日目(9月21日)
男子4×100mRがメダル獲得に挑む。前日の予選では3走・桐生、4走・鵜澤が好走
最終日の日本勢は男子4×100mR決勝だけだが、8日目の予選2組では3走の桐生祥秀(日本生命)、4走の鵜澤飛羽(JAL)と東京陸協登録選手2人が出場。日本は38秒07で3位通過した。主催者発表の区間タイムは桐生が9秒50、鵜澤が9秒07。決勝のメンバーは未定だが、桐生、鵜澤の同じ走順での出場は確実と思われる。
予選終了後に桐生は、「バトンパスは安全で行こうと思っていました」とコメント。しかし決勝では「ちょっと変えていく」と、十分に加速した後のバトンパスを予定している。鵜澤の9秒07は予選の4走全選手中一番のタイムでだったが、「もう少し上げられる」という感触もあった。
予選トップタイムはガーナの37秒79で、カナダの37秒85、オランダの37秒95と続く。37秒98だった米国は200mを4連覇したN・ライルズも、100m4位のK・ベドナレクも温存した。米国だけでなく、決勝でタイムを上げてくる国がいくつかあるはずだ。
厳しい戦いになるが日本も、予選よりタイムを上げるのは間違いない。37秒6~7台のタイムで走ればメダルに手が届くだろう。
【執筆者】 : 寺田辰朗 【執筆者のWEBサイト】 : 寺田的陸上競技WEB
