2日目(9月14日)男子100mの桐生が準決勝突破に挑む。山縣の日本記録(=東京記録)更新と、東京出身のサニブラウンに続くファイナリストの可能性

11:05開始の女子100mH予選には田中佑美(富士通)と福部真子(日本建設工業)が、18:35開始の男子400m予選には中島佑気ジョセフ(富士通)が出場する。3人とも過去の世界陸上・五輪で準決勝を経験している。国内大会のように流すことはできないが、少しだけでも余裕を持って通過して欲しい。

 20:45開始の男子100m準決勝には、17年に日本人初の9秒台(9秒98。当時日本記録)で走った桐生祥秀(日本生命)が出場する。今季9秒99と8年ぶりに9秒台をマーク。準決勝で9秒台をマークすれば決勝進出の可能性がある。

 日本記録(9秒95)を更新できれば、決勝進出の可能性がさらに高くなる。9秒95は山縣亮太(セイコー)が21年にマークした東京記録でもある。桐生と山縣は盟友のような関係で、桐生が高校生ながら10秒01(当時日本歴代2位)を出した13年から、2人は9秒台を期待され続けて来た。

 決勝に進出すれば世界陸上では、都内の高校(城西高)出身のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)に次いで2人目の快挙となる。

執筆者】 : 寺田辰朗          【執筆者のWEBサイト】 : 寺田的陸上競技WEB