公益財団法人日本陸上競技連盟の規則によって行われる公認大会・マラソン競技では、資格認定が実施されます。すなわち、出場資格は規則により登録者のみとされています。東京以外で公認の大会や記録会が行われる際に、東京で登録されている選手が参加する場合には、東京で登録をしていることの証明書が必要になります。その証明の名を「認知書」といいます。
その「認知書」を発行するのは、公益財団法人東京陸上競技協会が行います。選手からの申し出により、確認後、指定用紙があれば公印(協会印または、理事長印)を押印して発行、指定用紙が無い場合は、「認知書」を作成し、公印(協会印)を押印し発行します。
証明書発行手数料(1件〔1通〕当たり)・・・500円
支払方法: (1)直接事務局でお支払 (2)郵送でのお申し込み 認知書発行依頼書に必要事項を記載の上、手数料500円(現金または郵便小為替のみ。切手での支払いは不可)、返信用封筒(84円切手貼付)を同封の上、東京陸協「証明書発行係」までお送りください。
申込先 〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-28-3 武井ビル5階 (公財)東京陸上競技協会「証明書発行係」 TEL:03-3203-6123 FAX:03-5292-0196
マラソンブームの昨今、海外マラソンに参加する陸連登録者も増えています。 なかには、“公認”記録にこだわるランナーもいます。日本国内で参加標準記録が設定されているレースに出場するためには、“公認”記録が必要だからです。
記録が公認されるためには、公認レースに出場しなくてはなりません。 日本国内であれば、制度がしっかりとしており何の問題もなく確認できますが、問題は海外レースです。 世界に数あるレースで、どのレースが公認なのか、わからず悩んでいるランナーも多いようです。 国際陸連(IAAF)のホームページには、国際陸連が認証したレースの一覧が掲載されています。
List of certified marathon and half marathon courses
これらレースは、IAAF の資格を持つ国際自転車計測員がコース計測を行い各国陸連が承認(公認)しています。
公認レースに出場しても、そのまま記録が公認されるわけではありません。 参加するランナーが陸連登録していることが、大前提です。 さらに、厳密には、もうひとつの手続きが必要となります。 日本陸連から英文の資格証明書を発行してもらう必要があるのです。 これは IAAF 規則にも定められた世界共通の国際ルールなのですが、知らないランナーがほとんどです。 ちゃんと周知されていないことが問題です。 この手続きを取らないと、陸連登録者が海外の公認レースを走り、ある国内レースの参加標準記録を突破したとしても、参加が認められない可能性があります。
出場したレースの記録を提示するだけで、参加を認めてくれる国内レースも中にはありますが、かなりリスキーです。 東京陸協登録者は、東京陸協事務局経由で、日本陸連に申請することになります。 なお日本陸連は、IAAF の一覧に掲載されたレースにのみ証明書を発行しています。 日本陸連が発行した英文証明書は、申請者に届けられるだけでなく、レースが開催される国の陸連にもメールされます。 この事前通知も国際ルールなのです。 海外レースで好記録を出すことができて、帰国後、参加標準記録が設定されている国内レースにエントリーするときには、この英文証明書とレースの公式記録を添えて、提出すれば手続きとして確実です。 なお、この手続きは、マラソンに限ったことではなく、陸上競技全般に共通です。
◆手続きの流れ
◆申請者が証明書申請の際必要な項目
- 氏名(日本語とローマ字) ※ローマ字表記は、パスポートの表記 - 性別 - 生年月日 - 東京陸協登録番号 - 加入団体名 - 住所 - メールアドレス ※英文承認書をメールで返送することがあります。 - 出場する大会名(英語表記)と開催日
英文資格証明書が発行され、出場した海外大会の結果が、日本陸連により公認記録として扱われるには、出場後速やかに大会結果を日本陸連の記録担当に報告する必要があります。 大会結果送付用のメールアドレスです。 int-entry@jaaf.or.jp